2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
Naked Lunch / David Cronenberg 「裸のランチ」の映画があるなんて知らなかったのだが、レンタル屋でたまたま見つけてバロウズだし字幕のところに中沢新一と書いてあったので借りた。 冒頭で「あらゆる理性的な思考を殺せ」と言っている通り、無意識状態が…
彼女が死んだって感じる?彼女が話したり歩いてたりしたの覚えてる?彼女がまだどこかで話したり歩いてるって感じる? うん −−−−− あなたが去った後も私はあなたと話をした ずっとあなたと話してた 一人ぼっちだったけど どこにいてもあなたと 今はなにを話…
子供は子供だったころ水たまりは海になれと思った 子供は子供だったころすべてに魂があり魂はひとつだと思った 翼の影が黒いのは色を足に取られるから? なぜ僕は僕で君でない?なぜ僕はここにいてそこにいない?僕が僕でなくなった後僕は何になる? 振り向…
Nebo nad Berlinom / Wim Wenders 天使の世界には、色も味も匂いも触覚もない。痛いのも暑いか寒いかもない。だけどドイツ語も英語もフランス語も日本語も関係なく、オジサン天使たちは人間の感情の奥をだまって聞き、そしてただ見つめ寄り添う。そして人間…
フェルメールはオランダの画家だが、その正体は謎。絵画はとても少なく、光の使い方、つまりカメラ・オブスクラを使っているというのが特徴ですかな。まあここらへんはほんとに謎ですね。今度オランダの光も観るつもりですが…。 さて、内容ですがヤン自体は…
今日はなぜか2003年のいろんなことを思い出した。しかも楽しかったこととかほほえましいことばかりを。 ● まだ私は大学の3年生なわけなんだけれど、ここのところじつはすでに4年生で、だからもうすぐで卒業するのじゃないかしらという考えが頭によく現…
昨年末から前の職場でもらった日記帳に三度の飯の内容を書き続けているんだけど、それにしてもよく食べてると思った。私は非常に単純な人間であるから元気なときはよく食べるし落ちているときは全く食べない。それで最近はよく食べているから、元気なのだと…
それで俺は全部の窓を閉めて息を止めた さようならの味とは、、 ヒヨコのくちばしの長さを小指で重ねる 自分の頭から夢の香りがする ホワイト・ライオットの奇跡、友達なんかいらない 汗のにおいが街を道路を駅をかけめぐる 図書館の蟻が身体の上をのぼって…
To Be a Bob アーティスト: Dijf Sanders 出版社/メーカー: Dub 発売日: 2005/10/18 メディア: CD この商品を含むブログ (3件) を見る
ゴッホの視線 この授業でフィンセント・ファン・ゴッホについての論文を読み、私は彼の表現方法に興味を持った。ゴッホの独特な遠近法と、耳を切断するまでになった彼の身体感覚と絵の関係について考察したいと思う。どのようにゴッホは独自の遠近法でもって…
ヴェルディの「リゴレット」という作品について述べたいと思う。私は授業で一度しか見ておらず、また授業で鑑賞したものは舞台ではなく映画版のオペラであった。ここではヴェルディ自身が描いたストーリーと音楽とに焦点を当てたいので、舞台と映画との差異…
M.メルロ=ポンティ『眼と精神』 かつて詩人の中原中也が『芸術論覚え書』の中で「『これが手だ』と、『手』といふ名辞を口にする前に感じてゐる手、その手が深く感じられてゐればよい」という言葉を述べたが、まさにそこから芸術作品、つまり画家が絵画へ…
ムソルグスキー「展覧会の絵」から見る芸術性 この計算しつくされた音づくりは一体なんなのだろうか。すべての授業を受けてから思った。モデスト・ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」ではリズムから強弱、音符ひとつひとつにまですべてに意味がつけられてい…
音楽が音楽であるための条件、またその論証 まず実際に、文化的・社会的など後天的な知識・学習の違いによりそれが音楽であるということを理解する人とそうでない人がいる。例えば一流大学で学んだ人にしかわからない音楽がある。また、ある時代の音楽はその…
見る人は見える身体によって見えるものの中に入っているから、見る人は見ているものを己の中に取り込めない。まなざしによって見ているものに近づき身を開く。
今日から授業があるからきちんと電車に乗って1限からイスに座る。富士信仰についての話だから面白いんだが、インドの僧が修行で頭を穴に埋める話を聞いただけでくすくす笑う男の子をすこし軽蔑して私もくすくす笑った。くすくすくすくす ● 次の授業では一番…