不感症

ずっと、先延ばしにして、ふたをしてきたことを、決意して、あらためて言葉にして、相手にぶつける。それでも答えは出ず、前に進めず、かと言って情に流されるわけでもなく、日々を死んだように、来るわけもない何かを待つように、過ごす。

そうした毎日が１ヶ月半経とうとしています。

でも何も変わらない。自分を変えても、相手には響かない。すでに終わっている。

たぶん、逃げてしまえばいい。追い出してしまえばいい。それでも合ってる。というかそっちのほうが正解で、誰も間違いだ、なんて言わない。我慢してまた気持ちにふたをする、そっちのほうが間違ってる。人間らしくいたいし、楽しく過ごしたい。笑って笑って、喜怒哀楽を感じて、生きていたい。

いろんな苦楽を共にしてきたつもりだったけど、どうやっても思いやりが持てない。優しくできない。どうしようもなく飢えていて、与えるよりも受け取ることばっかり考えてる。もうカラカラになって、干からびきってて、吸い取る力もない。

私たちは、私たちでなくなってしまった。それがいつからなのか、どうしてなのか、考えてしまうけど、そんなことは多分どうでもいい。それよりも、どうしたら、私たちに戻れるのか、もしくは、私たち、ではなく、私とあなたに戻るべきなのか、そちらのほうが大事だし、大事にしたい。

日々をこなすことに精一杯で、いや、面倒くさくて、私でいることが嫌いになって、正しくない気がしてきて、それでもそれでいいんだよって肯定されたくて、愛されたくて、理解できなくなって、その繰り返し。

動かなくちゃ、きっと変わらない。ちゃんと動かなきゃ。逃げてしまわなければ。捨ててしまわなければ。その勇気を強く持ちたい。それでいいんだと、自分に言ってあげたい。自分をもっと大事にしてあげたい。