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ないものねだりのろくでなし

2005-11-04



どこから来たどこにいるどこへ行くどこから来たどこにいるどこへ行く、と唱えると何が変わっただろうか?私は目を瞑ってつま先に力を入れた。とてもおかしな夢を観た。文章が永遠に続くのだ。僕は元気ですよ!という文章までたどりついて目が醒めた。

文化祭の準備日だからって授業がなくて、というか、かげのうすいイモ学生は準備もないので今日は仕事だけだった。バスに乗った私はさまざまに空想をした。二本足で歩くうさぎだとかサーカスじみた四次元を。

職場でお客さんに足を撮らせてくださいと言われて私は喜んで足を提供したのだけれど、うまくいけば本になりますのでとさらに言うのでとても楽しいと思った。それであんまりお客がいないものだから甘いものをいただきながら店長と話した。そのとき 自分のできることすべてに真摯になれるか、人とのつながりに真摯になれるか というふたつの事柄が頭に巻きついた。毎回勉強するばかりで私はまだまだはたちそこそこであって、だが人生はすばらしいと思った。ラ・ヴィ。

人と人とがつながる瞬間というのは確かな目に見えるものでなく、むしろ空と地面との分かれ目、本と本との間、花と鳥との距離、そのように揺れ動いているのが常である。であるから、切れてしまいそうなものを追って縫おうとすることもそう馬鹿にできることではないし、高い杉の木に登ろうとすることとそれは大体同じサブスタンスなのだ。