ourmusic

ないものねだりのろくでなし

待ちぼうけ中



素晴らしかった。

●キャントストップ

ジョンのギターの音は、いまもジョンが生きてて、私も生きてて、ここでまた会えて、本当に良かった、と思わせてはイントロの瞬間から涙が止まらなかった。頭から出た涙じゃなくて音に体が反応して止まらなかった涙で音が撫でてくれてるみたいだった。ジョンが生きていること、私が生まれてきたこと、そして彼と私が同じ時代を生きていること、それから2003年のできごと、大切な人たちと過ごしていること、心の中にいる人たちのこと、ぜんぶが奇跡的でとても美しいものだ、とスカーティシュのギターのイントロのその瞬間に判った。

(心の奥にずっといるままの誰かって、ふだんは忘れてても、こうやって思い出したり、ああ大切だなあと感じたり、幸せだといいなあと願ったり、そんな素敵なことが起こるから音楽だとかフジロックだとかは、本当に素晴らしいと思う。)

月曜は新幹線降りてそのまま学校行って火曜はバイトして今日は彼を待つ間ベローチェの二階でバタイユを読んで、今、で夕方からは専門へ行く。ありふれた怠惰な夏がはじまるんだなあ。