ourmusic

ないものねだりのろくでなし

そういえば子のクラスの道徳の授業も無事に終わった。場面緘黙についての授業は、私が先生にお貸しした「なっちゃんの声」という絵本を使いワークという形で行われたそうだ。詳しく書くとつまり先生が一方的に説明するのではなく、絵本のこの場面ではなっちゃんはどのような気持ちだったか等のテーマをいくつか提起して、その都度子どもたちが考えて発表するというスタイル。出てきた意見は非常に素直で、シンプルで、まっとうで、私は電話で内容を聞きながらすこし泣きそうになった。最後はこのクラスにもいろいろなタイプの子がいるけどそれをみとめて助けあっていこうというまとめになりました、と聞き私はここ最近で一番安堵したというか心の荷が下りたような心持になった。子も今年度すでに3回手を挙げて発表できているらしい。去年よりだいぶ子どもたちも成長しているように感じる。ほんとうに、昔よりも心の成熟が早いなあと思う。それにしても担任の先生には頭があがらない!電話で最後に「これからも私が困ったときは○○ちゃんに助けてもらいますし、〇〇ちゃんが困っているときは私が助けてあげられたらと思っています」とおっしゃって、ああこういう目線の御方なんだなあと深く納得し深く感謝したのだった。二人の小さいお子さんがいながら遅くまで働き、優しいまなざしで見守りサポートしてくださり・・その器の大きさにひたすら感謝するばかり。