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ないものねだりのろくでなし

2005-09-10



仮面ライダーが囲まれすぎている。さすがの仮面ライダーも冷や汗を流している。(といいな)


◆日記

朝方眠り15時に起きて風呂に入ったが、またスロウモーションで落胆していた。だが今まで生きてきてこれほどおだやかな気持ちになったことはない。こうやって誰かの全てをゆっくりとしっかりと受け入れることはそう簡単に経験できることではないだろうから、私は、ある意味で幸せなのだろうか。???

これは不思議なもので、至極ゆっくりと、いやな感情やいやな場所などがただひたすら思い出に変わっていっている。その様子は電車から見た景色のようで、本当に双子みたいに同じだった。しかし食欲は専ら失く、そのかわりいやに喉が乾くので冷えたペットボトルの緑茶なんかを大量に飲むのだが、ほんとうに苦いだけであまり潤しはしなかった。仕事に行く道すがら駅を歩いていたら人波の熱気があんまり凄くてなんだか私はほんの一瞬圧倒されてしまった。まさにそのとき、私とは無関係に一つのある世界が動いている気がしていた。でもそれは須弥山の上から見まもっている人にしかわからないことなので、またてくてくてくと歩いて仕事場へ向かった。仕事場で「月日が流れるのは早いですね」と言われて、それはうん、ほんとうにそうだ、と思い「そうですね」とだけこたえた。そうしてしばらくその言葉が胸の中に沈んでいた。

22時半ごろ仕事から一度帰って、サンダルにはき替えて家の近くにある自動販売機までお茶を買いに行ったら、カチカチカチという音が後ろから聞こえてきたので振り返ると遠くで白い犬が1人で散歩をしていた。私がただぼうっとその姿を見ていると、犬も近くまで来て立ち止まり私のことをぼうっと見ていた。今日1日の中で一番印象深いことだった。

謙虚になったり、気を使ったり、気を配ったりするのではなくて、日に日にわたしは、やさしくなっていく気がしている。