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ないものねだりのろくでなし

さよならホーム



いよいよ春めいてきて、ああ散歩がしたいと昼夜お構いなしにやたら外ばかり出ている。桜は見事に咲いていて写真撮る気にもならない。

この本には私の内心の質問の答えがあるはずだと直感して見事にその通りだったアースダイバーの東京地図見てたらどうしても脳みそに見えるからもしかしたら本当に脳かもしれないと言ったら誰か怒るだろうか。ただ空間は縦軸で時間は横軸だと普段感じているが本当はもっと違っているような気がする。

朝の買出しから帰って映画を見ていたのだけれど退屈してそれでまた外に行くことにした。最後の犬たちの散歩で13年間行き来した道立ち止まると、思い出も向こう側からやって来てまるで幽体離脱してしまったように、ランドセルしょった自分が前を歩いているので「あ」とか言いそうになった。空間というのはいつもこうして無言のまま地下へもぐりこんでしまうのだろうか。もうきっと2度と通らない道だろうけども感傷もへったくれも無い。空回りするのはいつも時間のほうである。


明日は引越しだ。